医療翻訳は、どう考えたって難しい

医療翻訳は、どう考えたって難しい

翻訳家を目指す上で、自分の専門を決めることは非常に良いアプローチだとDr. 会社員は常に思っています。

専門的な翻訳の分野で非常に人気があるのが「医療翻訳」です。

実際に翻訳業に携わっている人に人気があるかどうかは分かりませんが、翻訳家になりたい人の間では人気がある様です。

「メディカル翻訳」、「医薬翻訳」、「バイオ翻訳」等々、様々な呼称がありますが、特別な定義があるわけではないので、どれも同じものだと考えて問題ないでしょう。

要は、医療や健康に関する文書の翻訳です。

一般的な文書や、繰り返しばかりの単純なテキストの翻訳に比べると、医療翻訳は確かに稼げる可能性が高い(絶対ではありません)と言えます。

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「医療翻訳者に資格は必要ない」の語弊

「医療翻訳者に資格は必要ない」の語弊

医療翻訳者になるために、特別な資格は必要ありません。

確かに必要ないことは事実なのですが、この表現には語弊があります

医療に限らず、特許等、他の分野でも同じです。

翻訳業そのものについても当てはまると思います。

資格が要らないということと、能力を問わず誰にでもできるということは完全に別次元の話です。

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未経験で在宅可の医療翻訳求人などあるのか

未経験で在宅可の医療翻訳求人などあるのか

フリーランス翻訳家を目指す人の中には、実務経験がない状態でいきなり在宅翻訳者としてデビューすることを考えている人が割とたくさんいます。

実務経験がない状態で在宅勤務を狙う時点で既にチャレンジャーな域なのですが、近年は医療をはじめとしたスペシャリスト系の翻訳が儲かる、という噂が巷で広まっているためか、

  • 実務経験なし
  • 在宅
  • 医療翻訳(または他のスペシャリスト分野)

という条件で仕事を探している人が増えているようです。

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医療翻訳を目指す文系、あるある

医療翻訳を目指す文系、あるある

プロの翻訳家を目指すなら、専門分野を持った方が絶対に有利です。

翻訳は言葉のプロフェッショナルなので、語学の得意な文系出身者の間で常に人気の職業です。

日本人の文系出身者の多くは、文系の知識が活かせる分野での英語から日本語への翻訳を希望する傾向があります。

もちろん、これは自然なことです。

翻訳業界では、訳出先の言語が母語の翻訳者が基本的には好まれます。

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医薬・特許翻訳が高収入というわけではない

医薬・特許翻訳が高収入というわけではない

翻訳家を目指している人の中には、医薬翻訳者や特許翻訳者になれば高収入が期待できる、と考えている人が少なからずいることでしょう。

翻訳教育業界では、「医薬翻訳者養成コース」や「特許翻訳者養成コース」なるものが数多くあります。

この様子から、医薬翻訳や特許翻訳といった専門分野の翻訳を手掛けるためのトレーニングは、翻訳家希望者からの需要が高いことが分かります。

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医療翻訳者に未経験で応募する人

医療翻訳者に未経験で応募する人へ

医療翻訳者に未経験で応募する人は、以下に挙げるカテゴリー3つのどれかに当てはまるのではないでしょうか。

  1. 翻訳の実務経験はないが、医療業界での実務経験がある
  2. 翻訳の実務経験はあるが、医療業界での実務経験がない
  3. 翻訳と医療の実務経験がどちらもない

今回の投稿では、

医療翻訳者に
未経験で応募するには
どうしたらいいのか

について考察します。

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医療や法律の翻訳に未経験で参入する

医療や法律の翻訳に未経験で参入する

医療や法律、特許などの専門的な翻訳に未経験で参入する場合、セルフチェックしておくべき点がいくつかありそうです。

一般的な文書の翻訳(特に英語から日本語)は参加希望者が多すぎて飽和状態なので、専門分野というニッチを狙うというのは戦略的なアプローチだとは思います。

日本では翻訳学校で医療翻訳者コースだとか特許翻訳者コースなるものまで提供されているので、もうニッチでも何でもないのかもしれません。

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