Dr. 会社員は本業の翻訳の傍らで、副業として投資もしています。
主な投資先は、自分の居住国の株式です。
実際に数年投資して感じるのは、
投資はできるだけ
人生の早い段階で
始めた方が良い
ということです。
ギャンブルと同義の「投機」ではなく、お金を投じる先の成長を狙う「投資」で利益を得るには、年単位で時間がかかるからです。
また、若いうちに投資しておけば、失敗してもやり直しがききます。
投資は、正しく行っていれば、年月をかけて福利の力でリターンが徐々に大きくなっていきます。
Dr. 会社員は貧乏だった頃に投資を始めたので、初年の投資額は10万円程でした。
よって、初年は「じゃがりこ」を数パック買える程度のリターンしかありませんでした。
それでもコツコツと投資し続けていたら、年収の1~2割は投資から得られるようになってきました。
本投稿では、投資でまとまったリターンを得るには時間がかかる、という点について、株式を中心に説明します。
本投稿の内容の一部は、ひょっとしたら日本株に当てはまらないかもしれません。
Dr. 会社員は日本の資産は日本円の現金以外一切保有しておらず、今後も保有する気がないので、日本の投資先については全く調べていません。
目次
ギャンブル「投機」をしないために
本屋にたくさん並んでいる投資本の中には、投資と投機(=ギャンブル)を混同したものが割とあります。
ネットで拡散している情報も、有用なものがたくさんある一方で、嘘八百も大量にあります。
参考にする情報は、以下を基準に厳選する必要があります。
発信者が
自分が紹介している方法で
利益を得ているかどうか
嘘八百をまき散らすことで利益を得ている人がたくさんいるので、注意が必要です。
何が「投機」で、何が「投資」なのかを理解するのには、それなりの時間と労力が必要です。
そうはいえども、投資の勉強には、偏差値60以上の大学に入るほどの気合は要りません。
株式保有は、企業の保有
著名な投資家の多くが繰り返し主張している通り、「株式投資」とは、企業の一部をオーナーとして保有することを意味します。
株価が数分、数時間で上下するタイミングを見計らって株式を素早く売買することを意味するものではありません。
後者は「投機」、「トレード」もしくは「ギャンブル」と呼ばれる行為です。
長期投資(バリュー投資)を説明する著書の中では恐らく、”The Intelligent Investor: The Definitive Book on Value Investing”が最も有名でしょう。
Dr. 会社員も読みました(原文で)。
日本語訳は読んでいませんが、日本語訳でも内容は同じはずです。
これを読めば、株式投資とは何かが分かると思います。
また、YouTubeに要約がたくさん投稿されています。
ほとんど英語ですが。
投資では、買い時や成長を気長に待つ根気と余裕が必要です。
更に、株式に「投機」ではなく「投資」するには、情報をマクロとミクロの両方のレベルで追う必要があります。
マクロの旬な情報は、ネットのニュースから十分に得られます。
ミクロの情報(各企業の業績)は、「Yahooファイナンス」などから得られます。
企業の財務諸表の読み方は、基本を理解しておくべきでしょう。
Dr. 会社員は経済学部出身ではありませんが、上記は全て独学で学びました。
これらの情報を参考にせず、チャートの動きやSNSの書き込み、Youtuberやその他のインフルエンサーの言葉に頼って株式を購入するのは、ただのギャンブルです。
マクロとミクロの両方で情報を集めたら、あとは市場がパニックを起こすのを待つのみです。
暴落が落ち着いた頃が、
買い時です。
パニックが生じる頻度は、他の資産クラスと比較すると株式が高めです。
本記事を書いている今も、米国を中心に起きています。
暴落が落ち着いた頃に業績の良い企業(話題の企業ではありません)の株を買い、数年かけて値上がりを待つ、というのが王道です。
巷のプロが論じるような「底」は、見極めなくても大丈夫です。
「底」周辺で、十分です。
まとめ
今回の投稿では、投資は早めに始めた方が良いとDr. 会社員が考えている理由を説明しました。
投資活動は、資産を売ったり買ったりする行為だけでなく、リサーチも指します。
実際、Dr. 会社員の投資タイムのほとんどは、売買やチャート読みではなく、情報収集に充てられています。
世の中には様々な資産クラスがあります。
それぞれに一長一短あり、どれが「良い資産クラス」で、どれが「悪い資産クラス」なのかを、一概に決めつけることはできません。
不動産投資が向いている人がいる一方で、金や国債が向いている人もいます。
ただ、世界全体でリターンの平均値を取ると、株式がダントツに高いのが現実です。
日本株がこの傾向に一致するかどうかは分かりませんが、調べてみる価値はあると思います。
日本株に希望が見出せなくても、今の時代は日本からでも簡単に海外の株式やその他の資産を購入できるので、問題ありません。