翻訳トライアルは受けなくてもいい

翻訳トライアルは受けなくてもいい

翻訳トライアルを受けなくても、翻訳家として仕事を始めることは可能です。

翻訳の仕事を受注するにあたり、翻訳会社が課すトライアルに合格しなければならないと思っている人は日本国内に大勢います。

しかし実際には、トライアルを受けなくても仕事を回してくれる会社はたくさんあります

日本の翻訳業界におけるトライアルの過熱っぷりは、世界でも群を抜いています。

日本国内の翻訳スクールに通った生徒さんたちが、その学校から紹介あるいは勧められた特定の翻訳会社に応募しているため、このようなトレンドが発生しているのではないでしょうか。

あるいは、翻訳業界誌で頻繁に紹介される会社の多くが、似たようなシステムで翻訳トライアルを実施しているのかもしれません。


海外の翻訳会社は日本と違う

海外の翻訳会社は日本と違う

Dr. 会社員は主に日本国外の翻訳会社と取引していますが、契約に至るまでの過程で、日本で騒がれているほど翻訳トライアルに力を入れる必要はありませんでした。

トライアルなしで契約に至ったところもあります。

Dr. 会社員が住んでいる国には、翻訳を教えている大学があります。

そこで学んだ学生さんを数名知っていますが、大学のコースでトライアル対策なるものを教授している様子は全くありませんでしたし、トライアルを熱く語る人も皆無です。

日本在住でも、海外の翻訳会社と取引することは可能です。


トライアル対策は実務に直結しない

翻訳トライアルの対策に力を入れすぎると、TOEICTOEFLなどの英語検定や、受験勉強と同じパターンになってしまいます。

翻訳の仕事をすることでなく、トライアルに合格することが目的となってしまうのです。

トライアル対策で疲れ気味の人は、トライアルを課さない会社を探してみるのも一案です。


まとめ

まとめ

今回の投稿では、翻訳家としてデビューするにあたり、翻訳会社の課すトライアルは必ずしも受けなくてよい、ということについて説明しました。

  • 海外の翻訳会社は日本と違う
  • トライアル対策は実務に直結しない

トライアルを受けなければならないという情報を、翻訳スクールや業界誌から得たのであれば、少し視野を広げてみる必要があるかもしれません。

日本の翻訳スクールと業界誌が、翻訳の世界の全てではありません。

過去の投稿でも触れましたが、トライアルに受からない理由は、応募先に問題があるからかもしれません