翻訳者に向いている性格

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翻訳の仕事が続けられるかどうかは、性格にかなりに左右されます。

基本的には、以下の様な要素を備えている人が向いています。

  • 孤独好き
  • 喋ることが好きでない
  • 淡々と仕事をこなす
  • 自分のペースを死守する

今回の投稿では、上記それぞれの性格的要素について、実例とともに説明します。


孤独を愛する

孤独を愛する

Dr. 会社員は、一年の内335日くらい引きこもって仕事をしています。

完全にフリーランスなので、仕事量に波はありますが、基本的に一日中仕事をしています。

仕事をしている間は読んだり書いたりしなくてはならないので、他者とコミュニケーションを取りながら実行することは不可能です。

つまり、以下の状態がデフォルト、ということです。

一日中仕事をしている

一日中誰にも会わない


一日の会話時間は平均10分

一日の会話時間は平均10分

Dr. 会社員は基本喋りません。

直近の一か月を振り返ってみて、家族以外で会話をしたのは買い物に行った時の店員さんだけ、ということが頻繁にあります。

クライアントとはメールでほぼ毎日やり取りしているのですが、内容はすべて要件のみ。特にスカイプやZoom等で会話をする必要はないので、情報交換は文章のみで簡潔に収まっています。

友人に会おうかな、と思っても、仕事のオファーがいつ来るか分からないのでなかなか予定を立てることができません。

本当に会いたければ頑張って時間を作ると思うのですが、さほど緊急性を感じず、本当に近しい友人と一年に一回ずつ会うくらいでしょうか。久しぶりに一、二時間喋るとのどが痛くなる有様です。

翻訳者として長期間働くのであれば、孤独が苦でない、むしろ一人でいる方が好き、くらいの性格が向いているのかな、と思います。

人と接することが好きで語学を使った仕事をしたい人には、翻訳より通訳をお勧めします。


翻訳以外の雑務も淡々と

翻訳以外の仕事も苦にならないか

先ほど、「一年の内335日くらい引きこもって仕事をしている」と書きましたが、335日全てを翻訳作業に費やしているわけではありません。

自営業だと請求書の発行、出納管理、確定申告も誰かを雇わない限り自分でやらなければなりません。Dr. 会社員はこういった作業にも結構時間をかけています。

翻訳以外の雑務が自分でできるか、あるいは外注する(家族を雇用する手もあり)準備ができているか、ということも翻訳者として生計を立てられるかどうかの可能性を左右しそうです。

Dr. 会社員は上記の様な雑務も、淡々と、そして黙々とこなしています。


仕事も休暇もマイペース

休暇の取り方

Dr. 会社員は、ほぼ毎日引きこもり状態で、誰にも邪魔をされず翻訳の仕事をできることが幸せだと感じています。

とはいえ、Dr. 会社員も人間なので休暇は必要です。

よって、年に二回、長期休暇を取って遠くに旅立ちます。

ほぼ完全に、自己都合に基づくスケジュールです。

さらに、旅立つときも知人のいない所に行くことが多いので、結局喋りません。

しかし、キーボードとスクリーンからしばらく離れて、読みたかった本を読んだり、見たかった景色を見たりすることが休暇の目的なので、これで満足しています。

別の投稿で、世界で広く長年使われている性格・職業適性診断を紹介しているので、興味のある方はどうぞ。