専業の翻訳家(翻訳者)として、毎日のようにパソコンに向かって仕事をするようになって、大変だな、と感じるようになった点がいくつかあります。
何を「大変」と感じるかは人それぞれですが、今回の投稿では、Dr. 会社員が個人的に感じている「大変なこと」と、他の翻訳者さんから聞いた「大変なこと」を紹介します。
目次
スケジュール管理が大変
Dr. 会社員の働き方は、フリーランスの翻訳者としては一般的だと思います。
定期的にお仕事を頂いている取引先が3~4社あり、一日の稼働時間にはばらつきがあるものの、毎日何らかの翻訳作業をしています。
フリーランスの翻訳者の場合、仕事がいつ発生するか分からないので、スケジュール管理には第六感も活用しなくてはなりません。
取引先全てからほぼ同時に案件の問い合わせが入ってくることもあります。
こういう場合、他の翻訳者さんがどうしているのか分かりませんが、Dr. 会社員は先に受注が成立した案件を優先します。
案件をお断りする時は正直に理由を説明し、今回はタイミングが合わなかったが、また別の機会にお声掛け願います、と先方に伝えています。
一年中こんな感じで、いつ仕事が発生するか分かりません。
そのため、長期休暇に出る場合は、休暇の予定日の一か月くらい前から自分のメールの署名欄に注意書きで「AA月BB日からCC月DD日まで不在」と表示するようにしています。
また、頻繁に仕事を頂いているプロジェクトマネージャーには、署名欄のお知らせを見ていない可能性を考慮して、休暇予定日を別途メールで伝えています。
健康管理が大変
翻訳の仕事は、一度とりかかると作業に没頭することになるので、食事の準備や家事がおろそかになりがちです。
掃除については、汚部屋が気にならない人は放置でも構わないと思います。
Dr. 会社員は散らかっている様子が視界に入ると気が散るので、掃除は割とまめにしています。
一方、食事を疎かにすると後で大変なことになるので、Dr. 会社員は意識してバランスの取れた食品を食べるように心がけています。
できるだけ、手軽に済ませる加工食品には手を出さないように意識しています。
また、コーヒー・紅茶等多少は飲みますが、カフェインの摂取も控えています。
特に翻訳家は座りっぱなしになるため、運動不足や筋力の低下も問題となります。
Dr. 会社員は週7日、有酸素運動なり無酸素運動なり、何らかの運動をしています。
日常的に運動不足+栄養不足(+カロリー過多)の状態となると、生活習慣病へまっしぐらです。
翻訳スキルとは直接関係のない点ですが、翻訳業を営んでいく上で健康管理は欠かせません。
税金の勉強が少し大変
翻訳家に限らずフリーランス全員に当てはまることですが、税金の知識を常にアップデートさせておかなければならないことは、少し大変です。
税金のことがさっぱり分からない、という人は翻訳の仕事と並行しつつ、税金の勉強をする必要があるかもしれません。
必要な情報は、ほとんどネットで得られます。
税金については、納税義務さえ果たしていれば法律上の問題には発展しないので、そんなに心配しなくても大丈夫だとは思います。
税金の知識が不足していることで生じる問題は、節税できた税金を支払うことになる、というパターンがほとんどかと思います。
孤独が大変らしい
本ブログで何度か述べたように、この仕事を続けられなかった人の多くが、翻訳業から足を洗った理由として以下のような理由を挙げています。
- 孤独に耐えられず発狂しそうになった
- 家族以外の他者と接する機会がなくなり、人として成長できないと感じた
フリーランスの翻訳家には、孤独が大変と感じる人もいる様です。
Dr, 会社員は今のところは孤独が苦ではないので、専業翻訳者でも大丈夫です。
ただ、高齢になったらどうなっているのかは、分かりません。
まとめ
今回の投稿では、翻訳家になると大変に感じることを数点紹介しました。
翻訳家にはなるのも大変ですが、なった後も大変です。
翻訳家になった後は、翻訳スキル以外の部分が思った以上に大変になります。