基本的に、フリーランスの翻訳家に給料は存在しません。
フリーランス翻訳家の「給料」を検索した人は、晴れて仕事を獲得した後に地雷を踏む恐れがあります。
フリーランスは個人事業主なので、給料=サラリーはもらいません。
翻訳というサービスを売って、売上という形で対価を受け取ります。
給与や収入、所得の違いは、過去の投稿で説明しました。
目次
翻訳者には高い教養が必要
生計を立てられるレベルの翻訳家を目指すなら、かなり高い教養(+専門知識)を身に付ける必要があります。
これが、英語検定の点数が良いだけではまともな翻訳者になれない大きな理由の一つです。
例えば金融関係の文書で、売上、利益、収益などがぐちゃぐちゃに翻訳されていたら翻訳文として商品になりません。
原文にミスがあっても見抜けるくらいの教養が必要です。
フリーの翻訳者は3~5社と取引
フリーランス翻訳者の多くは、3~5社と定期的に取り引きしています。
不定期に案件を受注する取引先も含めると、契約先は10社を超える人もいます。
過去の投稿で説明した様に、一社のみに集中するのはリスクが伴います。
複数の取引先からの売上の合計が、フリーランス翻訳者の収入(売上)となります。
経理や税金の基本知識も必要
フリーランスは自分で確定申告をする必要があるので、経理や税金の基本的な知識が必要となります。
一見面倒ですが、サラリーマンと異なり、仕事に必要な物を購入した分は経費として申告できるため、所得税が少し抑えられます。
サラリーマンは、スーツを買っても経費として申告できません。
一方、フリーランス翻訳者は、高価な翻訳支援ソフトや最新のパソコンを購入した場合、経費として申告できます。このことは過去の投稿でも説明しました。
まとめ
今回の投稿では、フリーランス翻訳者の「給料」を検索した人は、翻訳者として必要な教養を高める必要があるかもしれない、ということについて説明しました。
- 翻訳者にはかなり高い教養が必要
- フリーの翻訳者は3~5社と取引
- 経理の基本知識も必要
翻訳で生計を立てられるフリーランスは、広い教養を持っています。
原文を文脈に沿って理解し、読みやすい訳文を書くうえで、教養は欠かせません。
教養を深めるにはどうするか?
最も手軽な方法は、過去の投稿で説明した通り、読書です。
因みに、SNSやブログの飛ばし読みは、読書ではありません。