スキルがあれば収入は付いてくるのが、翻訳

スキルがあれば収入は付いてくるのが、翻訳

翻訳業界はかなりフェアな世界です。

収入に格差を生む「〇〇イズム」は皆無と言っても過言でないと思います。

必要なスキルを持ち、程よく営業活動ができる翻訳者であれば、無茶なパフォーマンスをしなくても収入はちゃんと付いてきます

芸能界やギャンブルの様に莫大な現金が流れ込んでくることはありませんが、静かに平和に生きていきたい人には最高の職業の一つだとDr. 会社員は思っています。


翻訳でまともな収入は、得られます

翻訳でまともな収入は、得られます

ネット上では「翻訳は稼げない」という意見が飛び交っていますが、高いスキルを備えている翻訳者であれば、日本の平均的な住居に住み、食糧難に陥ることなく生活できます

ひょっとしたら、「稼げない」と言っている人達の基準は、Dr. 会社員と違うのかもしれません。

別の投稿でも説明した様に、翻訳という職業は、派手な生き方をしたい人、頻繁な社交が不可欠な人には向いていません


フェアだけど、シンプルに厳しい

フェアだけど、シンプルに厳しい

翻訳業界はフェアですが、その分シンプルに厳しい世界です。

組織内ポリティックスは一切存在しないので、実力のない翻訳者に情けがかかることはありません。

商品になる訳文を締め切りまでに納品できない人は、即サヨウナラです。

翻訳者が別れを告げられる場合(音信不通も含む)、過去にTOEIC900点を取っていようが、英検一級を取っていようが、関係ありません。

繰り返しますが、翻訳の世界は「商品になる訳文を期限内に書けるか書けないか」が生き残りの基準です。


翻訳者に必要なスキルは定量化できない

翻訳者に必要なスキルは定量化できない

翻訳者として仕事をする上で具体的な資格や学歴が求められないため、翻訳者のスキルを示す定量的な基準はありません。

本ブログで繰り返し説明している様に、英語検定の点数は流用できませんし、翻訳関連の検定も現段階ではパーフェクトには程遠い基準です。

実際にプロとして仕事を受けている翻訳者の多くも、「自分は〇〇ができるから仕事が入ってくるのだ」と具体的に示せる指標は持っていないと思います。

とにかく、行間の意味も含めて原文を正確に理解し、読者が分かりやすい表現で訳文をきれいに書くための、複合的なスキルや知識を持っていることが必須です。

商品になる訳文を自分が書けているかどうかを確認するには、身近な人に訳文を読んでもらうのが一番です。

より掘り下げたフィードバックが欲しい場合は、翻訳スクールに頼るより、忙しそうな現役の翻訳者を何とかして捕まえる方が有用なフィードバックが得られると思います。

Dr. 会社員の経験上、翻訳の仕事がひっきりなしに入ってくる人気の翻訳者がスクールで教鞭をとっているとは考えられないからです。


まとめ

まとめ

今回の投稿では、スキルがあれば収入は付いてくるのが、翻訳という仕事だということを説明しました。

翻訳は非常にフェアな世界です。

もちろん、いくらスキルのある翻訳者でも、取引先によっては不愉快な思いをすることがあると思います。

ただ、その場合は翻訳者が取引先を見限れば良い話です。

フリーランスの世界とは、翻訳に限らずどこもそんなものです。