読書には間違いなく、心を落ち着かせ頭の中にスペースを作る「マインドフルネス」効果があります。
心療内科の治療でも「Bibliotherapy」と呼ばれる、読書によるマインドフルネスが取り入れられています。
頭の中にスペースができるとどうなるのでしょうか?
余計なガラクタ(不要な記憶や感情)を断捨離できます。これにより、今まで見落としてきた情報が頭に入ってくるようになります。
雑念だらけで今まで目に留まらなかった、デスクの汚れや不要な物に気付くかもしれません。
気付いた部分をさっと掃除をするだけで、デスクがスッキリして、今までよりも集中しやすい環境になります。
また、ガラクタに埋もれていた、「本当に必要な記憶」を取り戻せます。
今回の投稿では、読書によるマインドフルネス効果を3つ紹介します。
目次
過去や未来でなく、「今」に集中できる
過去や未来はコントロールできません。
過ぎたことを悔やんでも今できることはありません。
まだ起こってもいない未来を心配するあまり不安に押しつぶされ、貴重な「今」を消費するのはもったいなさすぎます。
読書は、過去や未来に固執したがる脳をコントロールし、不要な後悔や不安から良い意味で「気を散らせる」のに効果的です。
読書は、人生でほんの一瞬しか経験できない「今」を最大限に生かすためのトレーニングです。
「今」に集中し、冷静な判断ができる
過去や未来から気を逸らすことで、自分に「今」必要なことについて冷静に考えられるようになります。
感情に振り回されている状態で、大事な決断を下したり、車を運転したりするのは危険です。
読書によって、過去や未来から心を「今」に引き戻し、冷静な状態を取り戻せます。
長時間読書に没頭する必要はありません。
数分間、目の前の文字に気持ちを集中させることで、あちこち揺れ動く感情を落ち着かせることができます。
これが、大事な決断を下したり、車を運転したりするのに最適な状態です。
感情に振り回されなくなる
読書中に目にする言葉にいちいち感情的に反応せず、事実を客観的に伝えるための媒体としてとらえていくことで、心が落ち着きます。
読書を通して客観的に文字と向き合うことで、自分の脳が勝手に作り出す不安や苛立ちをコントロールできるようになります。
読書の精神安定効果については過去の投稿でも触れています。