Dr. 会社員は本ブログを通して、翻訳の決め手となるのは訳出先の言語での記述力だと繰り返し力説しています。
しかし、いくら訳出先の言語での記述力が決め手とはいえども、原文の読解力も同程度に重要かもしれない、とDr. 会社員は最近思うようになりました。
Continue reading “翻訳には読解力も必要”Dr. 会社員は本ブログを通して、翻訳の決め手となるのは訳出先の言語での記述力だと繰り返し力説しています。
しかし、いくら訳出先の言語での記述力が決め手とはいえども、原文の読解力も同程度に重要かもしれない、とDr. 会社員は最近思うようになりました。
Continue reading “翻訳には読解力も必要”翻訳では、読者に内容が伝わりやすい訳文を書くことが非常に重要です。
つまり、英語を日本語に訳す場合は、読み手に伝わりやすい日本語を書く必要がある、ということです。
Dr. 会社員が以前チェックした和訳の中に、関係者や現地の人以外は誰も知らないだろうと思われる団体の名前が出てきました。
この名前が、一般的な普通名詞と同様に、訳文中に何気なく登場していました。
これは、和訳では余りよろしくないアプローチです。
何故か?
それは、読者のほとんどが知らない名前だからです。
Continue reading “和訳では、読み手に伝わる日本語を心掛ける”ネットを駆使したリモートワークが浸透したため、今日の翻訳市場には物凄い数の翻訳者が参入しています。
ただ、翻訳者を名乗ることは誰にでもできるので、市場にいる翻訳者のスキルには、上位と下位で雲泥の差があることは間違いありません。
今回の投稿では、Dr. 会社員が翻訳の仕事を15年近くやってきた中で感じた、生計を立てられる翻訳とそうでない翻訳の命運を分けるポイントをいくつか紹介します。
Continue reading “生計を立てられる訳文を書くには”翻訳では基本的に、大袈裟な表現は避けた方が無難です。
使ったら違法というわけではありませんが、どうしても使うのであれば、クライアントからの評価が悪くなるリスクがあることは覚悟した方が良いでしょう。
大袈裟な表現は控え、シンプルで自然な表現で訳文を書くことに徹する方が、トラブルを避けられます。
ただ、小説や映画、ゲーム等、エンターテインメント性のある文章の場合は例外です。
Continue reading “大袈裟な表現は避ける、これが翻訳の基本”翻訳に時間がかかりすぎる、という悩みを度々目にします。
これにはいくつか原因が考えられます。
原因は個別の状況によって大きく変わるので、一くくりにはできませんが、主なものは以下でしょうか。
翻訳では、訳文で使用する言葉を常に慎重に選び、誤解が生じないように気を付ける必要があります。
使用する言葉の微妙なニュアンスが、訳文の質を決める決定的な要素となります。
これは、語学検定とは関係なく、言葉に対する敏感さが問われる部分です。
Continue reading “翻訳では、微妙なニュアンスが決定打”翻訳では基本的に、洒落た表現は使わない方が無難です。
ただ、文芸作品の翻訳は例外とします。
映画の字幕等エンターテインメント向けの文章も含め、文芸作品を日本語へ翻訳する場合は、翻訳というよりも、外国語で書かれた作品を読んで理解した内容を日本語で改めて書き直すという感覚に近いと思います。
翻訳の方向が逆でも、同じことです。
Continue reading “翻訳では、洒落た表現は避けるが吉”翻訳の言語ペアの中でも、英語と日本語は最も難しい組み合わせの一つです。
英語と日本語は文法的な構造が大きく異なることは周知の事実であって、このことが英語-日本語間の翻訳を難しくしていることは間違いありません。
しかし、英語と日本語の翻訳が難しい理由は他にもあります。
Continue reading “英語-日本語翻訳が困難な、文法以外の理由”英語から日本語への翻訳で、これさえマスターすればトライアル合格間違いなし、などという夢のような裏技はありませんが、注意すべきポイントというのはあります。
注意すべきポイントについては、翻訳者間で意見が分かれるのかもしれせんが、Dr. 会社員は「日本語がどれだけきれいに書けているか」に注意することが一番大事なポイントだと思います。
Continue reading “英語から日本語への翻訳のポイント”英語から日本語への翻訳で自然な和訳を書くには、英語力や構文解析に頼り過ぎてはいけません。
自然な和訳というのは、元々は別の言語で書かれていたということが読んだ人に分からないほど、自然な日本語で書かれた訳文のことです。
英語学習で習う文法(=英語力)や構文解析に頼りすぎると、自然な日本語からは程遠い仕上がりになります。
Continue reading “自然な和訳、英語力や構文解析が妨げに”