翻訳家になるには?SNS編

翻訳家になるには?SNS編

プロの翻訳家になりたいなら、SNSを使用する頻度を極限まで抑えましょう。

デビューまでの貴重な時間が無駄になります。

SNSに費やしている時間は今すぐ、翻訳家になるための準備にかける時間に切り替えましょう。

SNSは逃げません。翻訳家になった後で存分に楽しみましょう。

SNSをはじめネット上では、得意な英語を生かして気軽に副業で稼ぐ、といったテクニックの情報が蔓延していますが、これらは全て、翻訳家になりたい人をターゲットにしたマーケティングです。

本物の翻訳家への道は
いばら道

今回の投稿では、SNSを使用すればするほど、翻訳家への道が遠ざかる理由を説明します。


SNS上の情報、95%が無益なノイズ

SNS上の情報95%は、無益または有害なノイズ

SNSの有害性は各方面で指摘されています

Dr. 会社員を含め、SNSを使用している人の多くが分かっていることだと思いますが、SNS上で拡散している情報の95%以上が、ただのノイズです。

何の役にも立ちませんし、SNS上に蔓延している無駄な情報を頭に入れることで、大事な情報を吸収する脳内スペースが減ります。

さらに、人は情報が目に入るたびに有益か無益かを無意識に判断しています。

判断を下すたびに脳が疲労します

翻訳家になる、という明確な目的があるのですから、別のことに頭を使いましょう。

SNS上で交わされている翻訳関係の話題のほとんどは、以下に集約されます。

  • 一部の分野のマニアックな情報やジョーク
  • 学習者向けのプロモーション
  • ネットで公開されている情報の転載

これらが、プロの翻訳家になるために必要な情報だと思いますか?


SNS上の情報に長期的な価値はない

SNS上の情報に長期的な価値はない

SNSが効果を最も発揮するのは、「旬」の情報の発信です。

以下の様な情報を、一瞬で大勢の人の間に拡散する上では役立ちます。

  • 新商品の発売
  • 政治家同士の言い争い
  • 有名人のスキャンダル
  • 事件・事故

翻訳家を目指すにあたり、マスコミの様に目まぐるしくアップデートされる、出所さえも不明な情報について行く必要はありません。


SNSは集団心理の温床

SNSは集団心理の温床

プロの翻訳家は、自分を持っています。

集団心理に流されません。

周囲のノイズを遮断して、黙々と自分の作業に集中します。

過去の投稿でも触れた通り、翻訳には高い集中力が必要なので、集団のノイズに気を散らせている時間はありません。

SNSを覗いてばかりいると、注意散漫な状態に陥るばかりか、周囲と同じ行動をとる様になってきます。

つまり、仕事がない他の翻訳家希望者と同じ思考回路が出来上がる可能性がある、ということです。

過去の投稿で説明しましたが、良い取引先は、仕事がない翻訳者ばかりが集う場では見つかりません

現役の翻訳家は常にパソコンの前に座っているので、仕事の合間に気分転換としてSNSに投稿している人は多いのですが、常に存在感を発揮している人はまずいません

そんなことをしていたら、仕事ができません。


SNS上の投稿は誤字脱字、誤用だらけ

SNS上の投稿は誤字脱字、誤用だらけ

SNS上の投稿は誤字脱字、誤用だらけのため、SNSを常時利用していると、自分の言語運用能力に悪影響が及ぶ恐れがあります

翻訳では訳文のライティングが品質を大きく左右します

日常的に変な言葉に触れていると、変な言葉が身に付きます。

誤用を繰り返し目にしていると、無意識のうちに目にした誤用を使うようになる恐れがあります。

実際、翻訳者の中にも、二重敬語やら抜き言葉などを訳文内で無意識に使用している人がいます。


まとめ

まとめ

今回の投稿では、本気で翻訳家になりたいなら、SNSの利用を控える必要があるということを説明しました。

理由は以下の通りです。

  • SNS上の情報95%は無益または有害なノイズ
  • SNS上の情報に長期的な価値はない
  • SNSは集団心理の温床
  • SNS上の投稿は誤字脱字、誤用だらけ

翻訳家を目指すなら、無駄な情報はできるだけ排除し、本当に必要な勉強や情報収集に時間をかけることをお勧めします。