Dr. 会社員はほぼ年中無休で翻訳の仕事をしています。
ただ、「年中無休」といっても、毎日フルタイムで翻訳ばかりしているわけではありません。
一日の稼働時間が1時間程の日がある一方で、10時間程作業している日もあります。
つまり、「今日は何も訳さなかった」という日が年間を通して10日以内くらいかな、ということです。
翻訳をしていない時間の一部は経理や仕事メールの送受信、居住国で自営業に適用される法律のチェックなどに充てています。
こういった作業は翻訳業に関することなので、翻訳者として使っている時間です。
翻訳者として使う時間以外は、家事全般と投資に費やしています。
Dr. 会社員は友人が少ないので、socialisingに充てる時間は年間で48時間もないと思います。
目次
投資を勧めるワケ
日本では、「投資=ギャンブル」というメッセージがあちこちで飛び交っているので、日本人の多くは「投資だけには手を出しちゃいかん」と考えている様です。
日本人は政府から「現金の貯金が王道です」と洗脳されてきたので、仕方ないのかもしれません。
しかし、貯金で富を築くのは、多分無理です。
現金の貯金は、平均的な所得の人が全力で50年頑張っても2,000~3,000万円が限界かと思います。
一昔前の日本であれば、退職後に十分な額の年金がもらえたので、2,000~3,000万円もあれば余裕で老後を過ごせたのかもしれません。
しかし、もう誰もが分かっていることですが、日本で今働き盛りの世代が受け取る年金額は、物価と比較してどんどん低くなっていきます。
なので、2,000~3,000万円程度の貯金では、かなり苦しい生活になるのでは、とDr. 会社員は思います。
しかも、日本の金利はほぼゼロなので、資産が現金だけだと、インフレが進むにつれてどんどん貧乏になります。
インフレ率が年3%だと、今日の1,000万円の価値は10年後に30%オフです。
雇われ翻訳者だと自分の時間を確保するのが難しいかもしれませんが、フリーランスであれば、翻訳業の傍らで投資をすることが貧乏転落へのリスクヘッジになるとDr. 会社員は考えています。
考えているだけでなくて、実際に投資しています。
投資には努力が必要
現金の預貯金は、勉強しなくても意志の力だけで実行できます。
外食を我慢する、ブランド品を買わない、といった工夫で浮いたお金を銀行の口座に入金すれば良いだけなので。
貯金は非常にラクですが、ラクな分、「時間と共に確実に価値が減っていく」という恐ろしい性質を備えています。
貯金と対照的に、
投資の勉強はラクではありません。
学校や大学のように先生がきっちり教えてくれる環境がないので、基本的には独学です。
Dr. 会社員は10年ほど前から、翻訳の仕事が忙しくない時に、近所の図書館で紙の書籍と電子書籍を借りたり、投資ニュースを読んだりしています。
当時は貧乏だったので、最初は10万円程から株式投資をスタートしました。
10年続けた今、投資からの利益は翻訳に並ぶ立派な収入源となっています。
もちろん、ネットやSNSで飛び交っている「投資であっという間に大金持ち」系の情報はすべて無視しています。
まとめ
今回の投稿では、Dr. 会社員の今の働き方は、翻訳が本業で投資が副業、という話をしました。
翻訳のスキルを磨き、収入を高めていくことはもちろん大事です。
ただ、翻訳で経営者や大企業のエグゼクティブのようにがっつり稼ぐのは無理、とまでは言いませんが、どう考えても現実的ではありません。
そのため、投資を真面目に勉強して少しずつ始めていくことは、翻訳から思うように収入が入ってこない時期に全体的な収入のバランスを取るためのリスクヘッジになる、とDr. 会社員は思っています。
ほぼ確実に失敗します。
では、「投資」と「投機」の違いは何か?
それは、前者の場合は、自分が何をやっているか分かってお金を投入している一方、後者の場合は、自分が何をしているかよく分からずに「上がれー」と念じながらお金を投入しているだけ、といったところでしょうか。