翻訳は食えない、というより太る仕事

翻訳は食えない仕事、というより太る仕事

翻訳業というのは食える仕事なのか、食えない仕事なのかを気にする人はたくさんいます。

本ブログで既に何度か説明しましたが、この問いに対する答えは以下の通りです。

商品になる翻訳が書ければ
日本で一般的な生活を送るだけの
収入は得られます

生計が立てられるかどうか、というのは非常に大切な問題ですが、健康を維持しつつ継続できる仕事かどうか、というのも大事な検討事項です。

というのも、翻訳業というのは非常に太りやすい(メタボになりやすい)仕事だからです。

食えなくても、太ります。


太るというのは見た目の問題ではない

太るというのは見た目の問題ではない

翻訳業で太るというのは、見た目の問題ではありません。

生命に係わる、内臓や代謝の問題です。

翻訳の仕事に従事すると、一日中座っていることになります。

忙しい日には一日の歩数合計が1,000歩に満たない、という翻訳家は珍しくないと思います。

翻訳家は、かなり意識して体を動かさないと重度の運動不足に陥ります。

運動不足により見た目が巨大化する人がいる一方で、見えない部分で肥満が進行する人も割といます。

特に日本人は欧米人と異なり膵臓から分泌されるインスリンが少ない人が多いので、体のサイズが倍増する人は少なめです。

そのため、日本人は欧米人以上に見えない部分に気を付けなければいけないのです。

見た目は太っていなかったり、体重が軽かったりする人でも、血糖値をはじめ、体脂肪、血中のLDLコレステロールや中性脂肪が高い人が日本人には多いようです。

「食えなければ太れない」という意見もあるかと思いますが、栄養バランスの取れた食事を摂らずに微動だにしない生活を続けると、筋肉が落ち基礎代謝が下がるので、危険です。


翻訳は何かと意志の力が要る仕事

翻訳は何かと意志の力が要る仕事

翻訳家として生きていくには、強い意志を持つことが大事です。

納期を守るためにスケジュールをしっかり管理するのにも意志の力が求められる一方、翻訳者として長年キャリアを積んでいく上で、体調を管理するための意志の力も必要です。

いくら仕事がたくさんあっても、健康を害してしまっては現在までの努力が水泡に帰すことになってしまうので、健康管理は重要です。

翻訳家でなくとも、現代社会は人間が動かなくてよい方向にまっしぐらに突き進んでいるので、健康を維持したい人は積極的に体を動かす必要があります。

現代は、人間が一生懸命開発したテクノロジーで生活が劇的に楽になったが故に、意志の力を総動員して(必要がなくても)体を動かさなくてはならなくなった、という皮肉な展開になっています。


まとめ

まとめ

今回の投稿では、翻訳業に従事すると太りやすくなる、ということを説明しました。

翻訳家(フリーランス)は以下の要素を備えた職業のため、運動不足を原因とする肥満に気を付ける必要がありそうです。

  • 座りっぱなし
  • 通勤がない
  • 冷蔵庫が半径10 m以内にある

手っ取り早い運動の王道は、散歩でしょうか。

Dr. 会社員はパソコンの横で毎日腕立て伏せもしています。